CA法面緑化工法は「CAソイル」を利用した法面緑化工法です。「CAソイル(法面用)」はCA以外にバーク堆肥(樹皮を堆肥化したもの)、肥料、接合剤、種子を混合した物です。CAの性質を利用することで、従来の吹付方式のまま、より高品質な緑化を実現する工法です。
特徴
優れた緑化基盤材
CAソイルは、植物に有効に利用できる水分を多量に保持でき、乾燥の激しい法面緑化に極めて有効です。また、植物の生育に有効なミネラル類を多く含むため、健全で良質な緑化を早期に達成します。
優れた施工性
CAソイルはCAと植物性繊維のバランスが良いためスムーズな吹付作業ができ、リバウンドも従来に比べて減少します。
優れた耐浸食性
CAソイルで施工した緑化基盤材は適度な透水性を有するため雨水を浸透させ浸食する抵抗性が高くなります。
樹林化に最適
CAの「通気性」「保水性」により植生の根系の発達が良く、微生物も増殖しやすいため、従来工法と比べ木本類の生育が優れ、樹林化工法として適しています。
低コスト化
従来の吹付機で施工しますが、産業副産物の有効利用と施工性の向上によりコストダウンを達成しましす。
CA工法区と従来工法区との生育比較