「自然」が姿を消しコンクリートやアスファルトに大部分を覆われた都市部では、ヒートアイランド現象や都市型水害などが問題となっており、日常生活の快適性を低下させる原因となっています。

これらの問題を緩和・改善する手段として屋上緑化が注目されています。

こんな書き方をすると大変なことに聞こえますが、現在は屋上緑化に対して優遇措置や助成制度を設けている都道府県も増えており、今後は一般の方々にもより身近なものになると思われます。
都市の日常で「ほっ」と息を抜ける、そんな緑と憩いの空間を作ってみませんか？

屋上緑化のメリット

■省エネルギー性能の向上
屋上の断熱効果を高め、冷暖房に関わるエネルギーの消費量とコストを削減します。
（植生が芝生の場合、夏期の日中で1当たりの冷却量は家庭用エアコンを約3時間運転した場合と同等です）

■防水層の耐久性向上
熱による収縮や紫外線による防水層の劣化を低減し、建物の耐久性を向上させます。

■アメニティーの向上
豊かさや安らぎのある空間を提供し、収益性の向上に寄与する場合もあります。

■美しい都市景観の形成
緑ゆたかな町並みは周辺の景観を良くするなど地域振興の一助ともなります。

■都市気象の緩和
ヒートアイランド現象などの微気象を緩和する効果があります。

■生態環境の回復
都市における環境と共生力を高め、野鳥や昆虫などの回帰が期待できます。

■都市型水害の低減
雨水を一次的に屋上に貯留することで下水などへの流出が遅延され、都市型水害が低減できます。

■その他
宣伝・集客効果やヒーリング効果なども期待できます。